もくじ
Amazonレビューは信じられない?
Amazonで何か買い物をするとき、レビューが大変役に立つ。
高評価が多ければ多いほど、その商品の信用度が高まり、購入する決め手になる。
Amazonのような通販サイトは、特に、実際に商品を手に取ったり、洋服なら試着したり、店員さんに相談したりができない。
だから、商品の詳細や購入者のレビューなどから、購入するかどうかを判断する。
けれども、そのAmazonレビューが信じられないとしたら……?
SDカードリーダーを購入した結果……
先日、SDカードリーダーを実家の家族用に購入した。
SDカードリーダーは、純正品を買うと高い。純正品でなくても、サードパーティーから実用的で手頃な値段の商品がたくさん出ている。
なので、対応SDカードや接続端子の形状など、スペックをしっかり確認し、価格も手頃で、良いレビューが多いサードパーティーから発売されている以下の商品を買った。
到着後、早速、iPad mini4に差し込む。
全然読み取らない!
SDカードリーダーの接続端子を何度か抜き差ししたり、上下逆にしてみたり、iPad mini4を再起動したりしても、全く反応なし。
ということで、即日返品した。
こんなに評価が高かったのに……。
サクラチェッカーで確認
返品後、「サクラチェッカー」というWEBサービスがあることを知った。
「サクラチェッカー」とは、Amazonレビューの信憑性を多角的に判断するサイト。
2018年10月23日(火)11時04分付のNewsWeekによれば、アメリカでの分析によれば、「アマゾンの全カテゴリーにおいて、全レビューの約30%がフェイク。中国の無名メーカーの商品となると95%がフェイク」とする論者もいるのだとか。
「サクラ」の意味とは?
サクラとは『広辞苑』第7版によれば、春になると咲く花以外に、以下のような意味がある。
ただで見る意。芝居で役者に声をかけるよう頼まれた無料の見物人。転じて、露天商などで、業者と通謀し、客のふりをして他の客の購買心をそそる者。また、回し者の意。
ということで、Amazonのレビューには、なんらかの意図があって、正しくない評価が書かれている商品がある。
つまり、Amazonのレビューには信用できないレビューもあるということ。
「サクラチェッカー」では、レビューの信用度を「サクラ度」として表す機能がある。
サクラチェッカーの使い方
サクラチェッカーの使い方はカンタン。
サイトにアクセスした後、①Amazonで買おうと思う商品のURLまたは商品名を入力して、②GOをクリックするだけ。
サクラチェッカーで返品したSDカードリーダーをチェック!
返品したSDカードリーダーをサクラチェッカーで調べてみた。
危険表示!
そしてまさかのサクラ度90%!!!
先にサクラチェッカーを使って調べておけば良かった……。
サクラチェッカーの下の方には、「価格&製品」「ショップ情報&地域」「ショップレビュー」「レビュー分布」「レビュー日付」などが詳細に表示される。
純正品SDカードリーダーのサクラ度は?
結局、SDカードリーダーは同じような商品がサードパーティーから数多くありすぎて、選ぶのが面倒になってしまった。
諦めて純正品を購入することにした。
購入後、純正品をサクラチェッカーで検索すると、サクラ度20%だった。
サクラ度が0%でなくても、純正品なら安心感がある。
サクラレビューの見破り方
前出のNewsWeekによれば、 レビュー者のプロフィールで、過去のレビュー、複数のレビューの日付が近すぎないかをチェックすると偽のレビューが見破れるとしている。
また、評価が2~4は正しい評価である可能性が高いらしい。
自分の感覚では、日本語の文法が不自然なレビューが多すぎるのも怪しく見える。
まとめ
Amazonのレビューの高評価を信用しすぎてはいけない。
買う前に、どんな人がレビューしているかを確認し、さらに、サクラチェッカーも併用するのがお勧め。
おまけ:サクラ度0%商品
iPhone/iPad用のLightningではないけれども、USB接続のSDカードリーダーで、サクラ度0%の商品を見つけた。
ソニー純正品だった。