3年位前に働いていた派遣会社の給与振込指定銀行が三菱UFJ銀行だった。
三菱UFJ銀行は、以前、「三菱東京UFJ銀行」という名称だった。(そのずっと前は三菱銀行と東京銀行とUFJ銀行はそれぞれ独立していたのが、いつの間にかぜんぶまとめて「三菱東京UFJ銀行」となった。)
そして2018年4月1日「三菱UFJ銀行」に改称された。
給与振り込みのために仕方なく開設した三菱UFJ銀行の口座。これが意外に便利だった。
イヤイヤ口座開設
もともとの三菱銀行は、通勤に使う駅前に支店があったり、よく行く商店街の一角にATMコーナーがあったりするのは頻繁に目にしていた。
ミッキーマウスが通帳に描かれていることから三菱銀行にはお金があるんだなという印象があった。
その後、合併および改称があったのは知っていたけれども、自分にはなじみのない銀行だった。給与振り込み銀行として指定されても、本心ではあまり気乗りがしなかった。すでにいくつか銀行口座を持っていたから、これ以上増えても管理が面倒だもの。
それでも給与振込の指定ならやむを得ない。
テレビ窓口で他支店の口座開設
指定されたのは、三菱UFJ銀行の某支店。
通例、銀行に新規で口座開設するためには、本人が窓口まで出向かなければならないことになっている。窓口で公的な本人確認書類(運転免許証など)を提示しないと、口座開設ができない。
自分のように、銀行と支店が指定された場合、徒歩圏内ならいいが、歩いて行けない支店の場合、わざわざ交通費を払ってまで行くことになる。口座開設のための交通費を会社が出してくれるわけではない。なによりわざわざ行くのがめんどうくさいし、おっくうになる。
しかし三菱UFJ銀行では、テレビ窓口用のブースが店内に設置されているところがある。これを使えば、わざわざ遠い支店に行かなくても、身近にある三菱UFJ銀行で希望する支店の口座開設の手続きができる。
これは非常に便利だった。
テレビ窓口で新規口座
三菱UFJ銀行のATMコーナーに設置されたテレビ窓口ブースに入って、受話器を取ると、テレビの向こうに行員さんが映る。こっちの姿も向こうに映っているはず。本人確認のためにはしかたない。
行員さんの指示に従って、機械の脇にある説明書を手に取って読んだり、なんか名前とか書いたり、本人確認書類を提示したりすれば、普通預金口座が開設できる。
三菱UFJ銀行はネットの活用を推進していて、通帳を発行しない「Eco通帳」を勧められた。
通帳がないのは、ちょっと不便そうに見える。ただ、今はATMでの入出金はキャッシュカードだし、残高照会や引き落とし確認のような取引明細はネット(PC・スマホ)でできる。だからネットに慣れている人は通帳がなくても不便はない。自分は通帳記帳がめんどうで、何カ月も記帳をしない方。それに繰り越した後の通帳の始末にいつも困っていた。なので迷わず「通帳なし」を選択した。
「Eco通帳の利用には、三菱UFJダイレクト(インターネットバンキング)のご契約が必要」とのことで、「三菱UFJダイレクト」にも申し込んだ。
PCで銀行取引ができると、営業時間が関係ないので非常に便利で快適。銀行に行かないと残高が分からないというのは、もはや考えられない。
もちろん、普通の「通帳あり」も選べる。ネットでの銀行取引が不安な人、PCやスマホの操作に不慣れな人は今まで通りの方法を選んだ方がいい。
三菱UF銀行の便利な点1:ATM時間外手数料が無料
三菱UFJ銀行ATMの時間外手数料が無料。この低金利の時代に、銀行には一円だって手数料を払いたくない。
通常、銀行の窓口の営業時間は9:00~15:00。入出金、振込、残高照会などはATMでできる。ATMの時間外手数料が掛からないのは、平日18時までの銀行が多い。土日も時間外手数料が掛かるところがほとんど。(ただし、各銀行独自の条件によって時間外手数料が無料の場合もある)
三菱UFJ銀行では、平日、土日祝日 8:45~21:00のATMの入出金が無料。
朝の8:45からがさりげなく便利。通勤途中で、ちょっと銀行に寄りたい時がある。週末に現金を使い果たした翌月曜日に朝からサイフの中に200円しかないとか。
また、残業後に飲みに行くときに、ATMに寄って現金の引き出しをしても21時まで手数料が掛からないのは本当に助かる。
三菱UFJ銀行の便利な点2:入金後速攻引き落とし
公共料金などの引き落とし日に当日入金すると、三菱UFJ銀行は速攻で引き落としになる。
これは上の記事で書いたけれども、引き落とし日当日に残高を充当した場合、他の銀行だと、 1日に何回か引き落とし時間が決まっているらしく、数時間は入金した後の残高がそのままになる。そして銀行営業時間終了後に引き落としになる場合が多い。
けれども、三菱UFJ銀行は入金後、瞬時に引き落とし。
通常は「入金する→残高増える→引き落としになる→残高減る」。
一方三菱UFJ銀行は、「入金する→残高減る」となる。
あっ、ちょっと待って!
というスキもない。
最初はびっくりするが、慣れてくるとなぜか清々しい。
三菱UFJ銀行の便利な点3:イオン内のATMが使える
イオン銀行のATMが使える。
最近爆発的に増えているイオン系列店。いつも行っていたスーパーマーケットがある日突然イオン系列店になっていたのはびっくりした。
と同時に、イオン系列店舗にあるATMがいくつかの銀行と提携しているのに気づいた。平日時間内なら、入手金の手数料が無料。つまり、通常の銀行のATMと同等に使える。
銀行よりスーパーマーケットに行く頻度の方が断然高い。入金したり、出金したりするために、わざわざ銀行に出向く必要がない。これはかなり便利。
お弁当のおかずや夕食の買い物をしていて、
あらいやだ、ちょっとお金が足りないわ
という時に、店内のATMから三菱UFJ銀行のキャッシュカードでお金を引き出せる。
最近、コンビニをはじめあちこちにAmazonギフト券、iTunesカードなどの電子マネーがある。イオン系列のスーパーマーケットでも当然売っている。
そういえばiTunesカードを買おうと思ってたんだった! あ、サイフに千円しかない!
という場合、わざわざ銀行に行かなくてもその場でキャッシュカードで現金を引き出し、電子マネーを購入できる。
【2019年9月27日追記】2019年9月22日から三井住友銀行のATM利用手数料が一部無料になった。
まとめ
現在、三菱UFJ銀行では、店頭窓口、テレビ窓口、郵送、アプリで口座を作成することができる。
ということは、口座開設のために最も近い支店やテレビ窓口を探して行く必要がない。スマホに慣れている人なら、アプリが便利。なんてったって交通費が掛からず、自宅にいながらにして口座開設ができるから。
この点の便利さは、ネット銀行と同じ。ただし、振込手数料は振込金額により他行より安いものの、ネット銀行より若干高い。
それでも銀行はやはり実店舗の方が安心なら、三菱UFJ銀行がおすすめ。