以下は、ずいぶん前に自分がNHKを解約した方法の記録。
当時はこの方法ですみやかに解約ができた。
NHK受信料はいくら?
まず、NHKにいったいいくら払っているのかを、把握しておこう。
契約したのが、独立したタイミングなどでかなり昔だったり、銀行口座振替やクレジットカード払いなどにしていると、NHKに受信料を支払っている感覚が薄くなる。
けれども、金額をしっかり把握することで、「なんとかしなくちゃ!」という気になる。
NHK受信料の一覧表を見てみると、地上波だけでも、一番安い年払いで13,990円もする!
結構高い!
これが一生続くと思うと……!!
放送法
受信料の支払いは放送法で決まっているらしい。
第六十四条 協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。ただし、放送の受信を目的としない受信設備又はラジオ放送(音声その他の音響を送る放送であつて、テレビジョン放送及び多重放送に該当しないものをいう。第百二十六条第一項において同じ。)若しくは多重放送に限り受信することのできる受信設備のみを設置した者については、この限りでない。(NHK放送受信契約・放送受信料についてのご案内)
昔は何も考えずにNHKと契約してしまったけれど、なんとかうまく解約する方法はないものか……。
用意するもの
・実家
・電話
NHKの解約理由
いくらNHKを見ないから解約するとはいえ、嘘をつくのは心苦しい。一応、NHKとの契約は法律で決まっているし。
だから引っ越しをするタイミングでNHKを解約するのが、精神衛生上、一番いい。
引っ越しは本当のことだもの。良心の呵責にさいなまれなくて済む。
手順
今度、アパートを引き払って実家に戻ることになりました。つきましてはNHKを解約したいのですが…
ご連絡ありがとうございます。ご実家ではNHKのご契約は頂いておりますでしょうか?
もちろんです。
二世帯住宅ですか?
いえいえ、普通に同居です。
その後、実家の住所と、契約者を答えたような気がする。
世の中には、1人暮らしだった人が実家へ戻ったり、単身赴任のお父さんが家に戻ってきたりする場合がある。
NHKはそのような場合にも対応してくれる。
一応、実家には話を通しておいた方が安全。
引越し先にNHKの集金人が来た
引っ越してから間もなく、どこから聞きつけたのかNHKの集金人が来た。
不動産仲介会社が、自分の個人情報をNHKに伝えるとは思えない。だからすでにNHKを解約した旧契約者が、ここに住んでいるとは知られていないはず。
NHKのことだから、空き室をあらかじめチェックしておいて、入居したかどうかをどこかで観察しているに違いない。
また、この頃、ちょうどタイミング良くTVが本当に壊れていた。ちなみにブラウン管で、地デジ化のかなり前に買ったもの。NHKのみならず、どのチャンネルも見られる状態ではなかった。
なのでNHKの集金人にはもちろん、事実を告げた。
テレビが壊れていて見られません。 NHKだけじゃないです。どこのチャンネルも見られません。
では、新しいテレビを購入したらご契約お願いします。
はい。
集金人は、すんなり帰った。
大成功……。
というか、テレビが壊れているのは事実。その事実を伝えただけ。全然うしろめたくない。
NHKの集金人は何度も来る
その後、どれくらい経ってからだろうか。2~3年くらいの周期で、NHKの集金人が何回か来たことがあった。
その都度こう答えた。
以前テレビが壊れているとお伝えしたはずです。記録は残っていないのですか?
すみません。記録はあるのですが、その後、ご変更はありませんか?
ありません。新しいテレビを買うつもりはありません。
テレビが壊れていて見られないのは事実。
テレビを買うつもりがないのも事実。
なので正々堂々と答えられる。
見せてもらえますか?
NHKの集金人が来るたびに、毎回「テレビが壊れている」と言っているのを疑ったのか、ある日の集金人はこういった。
テレビを見せてもらえますか?
この集金人が来たのが、夜9時くらいだったかな。結構遅い時間帯で、いきなり家に入るとか、なんなの、この集金人! と思ったけれど、慌てず騒がず、冷静に、
見てもらってもかまいませんけど、その前に名刺をもらえますか?
と、穏やかに言った。
そしたら集金人はバツの悪そうな様子で帰っていった。
いや、相変わらずうちのテレビは映らないから、実際に見てもらっても構わないんだけれども。
まあ本当に、あんな遅い時間に家の中に入ってきたらNHKにクレームを入れてやろうとは思って、内心、反応を楽しみにしていた。
NHKを……
その後、数年経つ。
相変わらず我が家は新しいテレビを買っていない。
NHKの集金人が来ても、全然怖くない。
NHKをぶっ……!
テレビを捨てる
テレビ廃棄
そうそう引っ越しができない場合は、テレビを捨てるという方法がある。
いまどき、テレビを廃棄すると言っても簡単ではない。
テレビを中古業者やオークション・フリーマーケットサイトに出せば、たとえ微々たる金額でも、お金が手に入る。
けれども、業者を探したり、個人間取引のわずらわしさがいやなら、思い切ってお金を払って廃棄する。
たとえ一時的に、お金を数千円払ったとしても、その後、見もしないNHKの受信料を不満に思いながら一生払い続けることを考えると、廃棄にかかる費用は、あっという間にモトが取れる。
テレビがなくても
世の中には、ネット環境があれば、いくらでも映像作品を楽しめる。
TVerなら、新しい番組も古い番組もみることができる。
Abema TVなら、チャンネルが選び放題。
みんな大好きAmazon Prime videoも忘れてはいけない。
たとえ有料サービスだとしても、無料のお試し期間がある。重複したコンテンツがあることも多い。だから、無料サービスを併用しながら、有料各社の無料期間を切り替えながら使っていくと、結構長い間、楽しめる。
だから、テレビ受像機を手放しても、そろそろ良くなってきたんじゃないだろうか。
テレビの代わりに
テレビの代わりに、ネット配信される映像作品を見るには、パソコンやスマートフォン、タブレットで見るもよし、また、専用に、テレビチューナーが入っていないモニター・ディスプレイと入れ替えるのもアリ。
ただし、ディスプレイは音質がぜんぜんよくない。
だから別途スピーカーは必須。でも、スピーカー次第で、テレビ以上の迫力のサウンドで映画などを楽しめるはず。
これで正々堂々と、NHKに言える。
ウチ、テレビありません!